著者の活動の原点を知る一冊
現在環境ジャーナリストとして活躍する著者の原点を知る一冊です。私は天野氏の『川は生きているか』『川よ』の2冊を未来へのメッセージと最初の一歩を歩み始めるための書として何度も読み返している。その著者の若き日の記念碑。みずみずしい感性と先達に学ぶ謙虚さが随所に読みとれる。何年かに一度、読みたくなる。そしてその都度新しい発見がある。 同時代を生きてきて、同時代を釣ってきて、天野氏の主張はかなりの部分、私が釣りの現場で見たこと感じたことと重なる。人と人との関係、人と川との関係を今後も大切にしていきたい。
山と溪谷社
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