1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!



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1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!
1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!

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ほんとに一分間?

1分間では読めませんが、
1分間でできるシリーズの本で、
成果をあげるよきマネージャーになるためには、
どのように部下へ振舞えばよいか?

・目標設定
・褒める
・叱責

の3つのアプローチから、
それぞれどんな具合に実行すれば、
自身の部下が強くなるか?

大きな組織を想定するよりも、
自身の部下が数人いる人にとっては、
実行するのに難しい本ではないので、
一読しておいても損はないと思います。

簡単な本なので、難しい本を求めてる人には物足りないかも・・・。

というわけで、個人的には物足りなかったです。
すべてはここから始まる「聖書」

いよいよ昇進して課長になった。リーダーになった。
そんな人が、まず初めに読む本ですね。
細かいHow to はありませんが、理想のリーダーとはどうあるべきか、
ということが、物語からしっかり学べます。
この本に出てくるリーダーのようになれれば、
あなたはリーダーとしての目的地に達したという事になるでしょう。
また、
上司がいたら「一分間マネジャーって本知ってますか?」って聞いてみましょう。
Yesという答えが返ってこないようなら、上司への評価を下げていいと思います(笑

課題の共有・目標管理

非常に短い文書で、会社の管理はどのような状態のときに一番効率が良いのかが書かれている。
「気分の良い部下は、良い成果を生む」
など、名言がちりばめられている。
マネジャーに人気になり、当時のベストセラーになったのに納得できる。
私のような、マネジャーではない一般の社員が読んでも非常に感銘を受ける。
むしろ、マネジャー以外の「自分は毎日会社に来て何をしているんだ?」と日々退屈で不満がいっぱいある社員に読んでもらいたい。
目標が共有されていると、ほとんどマネジメントなんてされることなく、お互いにいい関係で仕事ができることが解る。
自分が会社の目標を理解し、その中での自分の役割を理解してしまえば・・・・。もう、なにも悩む必要は無く、楽しく仕事ができる。
そんな、ヒントが書かれています。
有能な管理者になるためには?

有能な管理者になるためには、部下に何を示し、どう褒め、どう叱るか、その3点に絞って解説する。

平易な文章で、しかもわずか100ページほどのうちに、生産性の高い管理者となるにはどう行動するべきかが解説されていきます。30年近く前に書かれた本ですが、時代を超えた普遍性をもって、語りかけてきます。非常に簡素で、分かりやすく効果的な方法だと思います。組織を活性化するための方策ですが、自己管理のためにも有効なやり方ではないかと感じました。


人に接する心構えとして

一分間・・・この時間の長さをどう考えるか? 
短いと考えますか? 一分間では部下の指導は出来ないと・・・。
長いと考えますか? 忙しすぎて、報告を受けるのに、一分間の時間もないと・・・。
この一分間という時間をいかに活用して、マネジャーとしての管理業務を行うか、を物語で読ませる本です。

かいつまんで、おもいっきり要約すると、
「一分間というピンポイントで関わる事。しかし、直接かかわる以外は、その部下をよく観察しろ」
という事です。
そして、ピンポイントで関わる方法を示してくれます。
関わりかたには、ここで紹介されている方法が全てというわけではないと思います。(私は大いに参考になりましたが・・・)

それよりも、印象に残ったのは、人の育成を子供の成長に例えた考え方です。
「子供に歩き方を教える時、子供を立たせて『歩け』と命令するだろうか?
 また、転んだ時に、抱き上げて尻を叩き、『歩けと言ったのに』なんていうだろうか?
 そんな事はしない。まず子供を立たせるが、最初の日は少しふらつく。するとわれわれは、すっかり興奮してしまって、『立ったぞ、立ったぞ』と言い、子供をぎゅっと抱きしめてキスをする。
 次の日子供はちょっとの間立って、よちよち一、二歩歩くかもしれない。すると子供のところに駆け寄って、キスをするやら、だいてやるやら・・・と言う事になる。」
しかし、大人を扱うときには、この考え方をすっかり忘れてしまうものですね。
経験不足の為に自身のない者や不安を感じている者には、罰を与えるのではなく、何を要求されているのか?よくやるとはどういうことなのかをはっきり理解させる必要があると説いています。

まさにその通りで、よく知っていて出来ない者と、経験不足や知識不足から出来ない者とは明らかに別けるべきなんですね。
その上で、新人や新業務に携わる時などは、マネジャーとしての責任が問われる事なのでしょう。
優秀な人材を採るという方向から、優秀な人材を育てる、仕立てるという考え方にシフトしたいと思いました。

最後に、一番気に入った言葉を抜粋しておわりたいと思います。

『気分のよい部下は、よい成果を生む。』



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