いいですね
「ほめる」ということが「acknowledgment(存在承認)する」ことのひとつだということ、そしてそれは「技術」である(つまり身につければ誰でもできる)ということをここまで懇切丁寧に、しかも具体的に説明している本にははじめて出会いました。あまりに読みやすくて半日で読み終わってしまいましたが、しばらくしたら再読する必要が大だと感じます。「acknowledgmentというのは生き方」だというのは豪快ですが、「人には、すきあればacknowledgeする人と、いつ自分はacknowledgeされるのか待っている人しかいない」というのは確かにそういう見方はできるよなあと思わされました。
基本的な人間関係構築の方法が記述されている
相手を認める,認めさえすれば,ほめるもしかるも同じ,
という単純な行為について,
理由と年齢・個性毎に具体的方法,実例を交えながらこれを推奨している。
要約すれば,
相手の話を聞くに徹する+自分は相手を必要としている,というアピールを欠かさない+自ら行動を起こすまで待つ→よい人間関係が構築できる,ということ,と感じました。
人間関係構築の基本
ほめる技術というタイトルなので「いかにうまくおだてるか」、
という内容のテクニック本なのかと思ったが違った。
本書では終始アクノリッジメント(承認)について語られており、
これは人間関係構築の基本となるコミュニケーションの方法が
かかれたものなので、もしかするとコーチングのテクニック本が
ほしい人には物足りないかもしれない。
しかしながら、アクノリッジメントが相手のモチベーションを高める
ことは経験上自明の理であることから、かって損はないと思う。
「ほめ方」が悪い私ですが・・・
優秀なコーチかどうかを見分けるコツ。
それは、コーチングで一番大切で、一番重要なことが、
本当に分かっているのかどうかである。
「褒(ほ)める」事と、「煽(おだ)てる」事は違う。
「叱(しか)る」事と、「怒(おこ)る」事は違う。
この用語の定義が身に付いて分かっているのかが、
良いコーチであるかどうかの最大のポイントだと思う。
更に、コーチとしてのスタンスを付け加えるなら・・・
人は成功は約束されていないかもしれないが、
努力することで成長は約束されている。
成長する為の、多くの失敗する権利を奪わないようにする。
この「スタンス=人間力」もコーチの重要なスキルである。
同書は、この重要なポイントから軸がいささかもぶれていない。
コーチングを学ぶ人には是非とも読んでいただきたい良書です。
世には「褒めるな」という本もありますが、
言っていることは「煽てるな」ということ。
鈴木氏の「褒める」と共通しているのは言うまでもない事です。
是非、ご一読下さい。
ぜひ実践したい!
この本に限らず、著者の本は非常にわかりやすく、参考になる。また、ポジティブな気持ちを持ちながら読めるところも素晴らしいと思う。難しいことを難しく書くのはある意味簡単だが、わかりやすく・実践につながるような内容にすることこそ、著者の力量が試されると思う。 内容については他のみなさんも多数レビューされているようなので控えるが、私はぜひ内容をひとつでも多く実践できるような人間になっていきたいと思う。 相手の良いところもきちんと見て、それを伝えることから、大げさではなく世の中も変わっていくのではないだろうか。 そうしたきっかけを与えてくれる好著であると、心から感じる。
日本実業出版社
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